2020年1月9日木曜日

「四方よし」令和2年1月  第60号

売り手よし/買い手よし/世間よし/未来よし
「四方よし」令和21月発行 (第60回)


本年もよろしくお願いいたします
こんにちは!インターネットにも載せている「四方よし」
最近、「ネットで見ています。」という声を頂くことが増えています。
印刷物で読んで下さる方、インターネットで読んで下さる方、
色々な選択肢をご提供する必要があることを改めて実感しています。
認知症予防に関しても、僕は学習療法を通してお客様とスタッフさんのたくさんの笑顔を見ています。
改善例も体験しています。
ただ、認知症予防に関して、テレビや本、ネット、地域での取り組みなど、
色々な情報や選択肢があります。皆さんが無理なく続けられる取り組みをすることが、
僕は素晴らしいと思います。
脳は、「意志と習慣」でできています。
「今日もイキイキと健康に過ごすぞ!」という意志と、日々の生活の積み重ね、習慣です。
令和2年、皆様の身体と脳の健康を祈念しています。それでは、「四方よし」スタートです (^O^)

「久保ちゃん!餅つきするから、お鏡さんは買わなくて良いよ~」
12月入って、お世話になっている甲良町の先輩からお誘いです。
1230日、毎年恒例のご家族のお餅つきに飛び入り参加です。家でするお餅つきは初体験です。
以前は、ジーバのお客様でも、お家でしている方も結構ありましたが、最近では珍しい、全行程を手作業で行うお餅つきです。お餅つき歴50年以上の先輩のお父さんが陣頭指揮をとります。お父さんからすると僕たちは、「若手」です。代わる代わる杵でお餅をつき、手返しをしていきます。特にしんどいのが、もち米をセイロで蒸した後の米粒をつぶす「ごくつぶし」です。
お父さんから、「杵に体重を乗せて、自分が臼の周りを回ってごらん。杵を回すより楽だよ。」と教えて頂きました。「蒸し加減と穀つぶしで、お餅の仕上がり変わるんだよ。」との言葉に、責任重大です。もう、この頃には、お父さんは、「先生」です。
つき終わった臼の中のお餅は、湯気立って艶もありとても綺麗です。のんびり写真を撮っていると、先生から「さぁ、熱いうちにちぎって丸めて。」と、指示が出ます。冷めてしまうとお餅の形づくりが難しくなるそうです。ここからは、先生も一緒に丸めて餅箱に並べていきます。その手際の良さと、綺麗な仕上がり、年季の入り方が違います。
セイロ4段目。もち米を臼に入れ、先生が塩をかけると「さぁ、食べてごらん。」と、つく前の熱々のもち米を口の中に頬張ります。それに倣って、僕も一口食べてみます。もち米の弾力があるまさに「御強おこわ」です。「美味しいです。」に、「今までの分は、鏡餅にしたり神棚に供える分だから、神様より先に人が食べる訳にはいかないんだよ。」と、教えて頂きました。
穀つぶしが大変なこと、セイロから出したもち米の湯気、杵の音と振動、つきたてのお餅の柔らかさ、しきたりや習慣、実際に経験することの大切さを実感しました。この杵つきのお餅を食べたら、ちょっと他のお餅は食べられないかもしれません。


久保大輔

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