2021年1月9日土曜日

「四方よし」令和3年1月号 第68回



令和3年が始まりました。昨年はウシなったものがあまりに多い年でしたが、いつか振り返ったときに、令和3年はコロナ禍から抜け出した年と刻まれるように、まずは自分自身でも、できることをことを少しでもやっていこうと思っている久保大輔です。皆さまにとっても良い年になるように心よりお祈りモーしております。それでは、今年もご縁があった皆様にお届けする「四方よし」 スタートです♪





1210日に全国学習療法導入施設の皆さんと、インターネット上で交流会をしました。昨年は、参加する予定だった全国シンポジウムも中止になり、直接お会いして情報交換や学びの会をする機会がありませんでした。僕自身初めての運営だったのですが、大津の導入施設の友人と「こんな状況だからこそ、できることをやろう!」と、交流会を企画・開催しました。当日までに、交流のある全国の学習療法導入施設さんにも声をかけました。すると当日、関西圏を中心に北は福島県から南は山口県まで40名を超える方が参加してくれました。滋賀県からも、ジーバの施設見学会にも参加され、この交流会の数日前から学習療法を導入されたリハビリデイサービス西浅井さん(塩津浜)も参加してくれました。パソコンの画面上で参加された皆さんの顔が映し出された時、「開催して良かった。」と、思いました。自分にとって新しいことや初めてのことをやるのは確かに大変です。車でも動き出す時の1速が1番労力を必要とします。しかし、1速は、速度こそ出ないものの、坂道や悪路の苦境を走る力があります。新年が始まりました。ちょうど良い機会かもしれません。ゆっくりの1速でも構いません。新しいことを始めることで、車のように前向きに、決してウシろ向きにならないように過ごしていきたいですね。


新しく始めることはどんなことでも良いと思います。僕が今年から始めたこと。旧長浜市にお住まいのMさんを送迎させて頂くと、何気なく見過ごしていたのですが、玄関に飾っている花やフラワーアレンジメントが季節やイベント毎に変わっています。今では、その花を見るのが楽しみです。今まで、そのような気持ちはなかったのですが、花を楽しむこと、花を楽しむ気持ちが自分にあることが驚きでもあり、喜びでもあり「買って来たのをそのまま飾っているだけですよ。」と教えてもらったのをきっかけに、“そのまま飾るだけなら”と、今年から部屋に花を飾っています。花があるとそれだけで部屋は明るくなります。そして、置かれた場所で咲いている花に「こっちも一生懸命咲いているから、そっちも頑張れよ!」と、応援されているような気がしてきます。最後には枯れてしまう花が、その存在を通して何か大切なことを教えてくれているような気がします。そのまま飾るだけでは、Mさん宅の様にはならないので、今度コツを教えてもらわないといけません。花の向きとかハサミを入れる茎の長さとか生ける量を調整しないと、花瓶がギュウギュウです。