2020年6月5日金曜日

「四方よし」令和2年6月号 第64回


こんにちは。本日の体温36.4℃。体調良好の久保大輔です。過去の6月号では鴨川をどりや長良川鵜飼の“川”に縁があります。今年は、マスクや消毒、小まめな手洗いなど生活様式が“変わ”る“かわ”になってしまいました。以前、旅行好きなTさんから「行けるうちに色々、行った方が良いよ。あとで、あとで、と思っていたら結局、行けなくなってしまう。」と、言われました。状況は違いますが、今回の新型コロナも、「今、今」・「先に、先に」で、対策をしないといけないと思いました。それでは、「四方よし」スタートです!!

人が生きていく上で、水分はとても大切です。最近では、ペットボトルで水分補給をしている方も多いと思います。そんな時、キャップを開けるのが“固い”と感じたことはありませんか?このキャップの固さは、「力の弱い女性や子どもでも開けられるおおよその固さ」になっているそうです。言い換えると「誰でも開けられる固さ」ではないらしいです。先月末、Hケアマネジャーさんから「Sさんが、今まで開けられていたキャップが開けられなくなっている。」というご相談がありました。Sさんの生活環境では、自分で開けないといけません。そこで、中橋理学療法士に相談です。キャップを開けるには、「回す力・握る力」の2つが必要で、その力を取り戻すための運動を教えてもらいました。■■■テニスボールやゴムボールを握る。雑巾絞りをする。洗濯バサミの開閉(おすすめ)上記の運動を気泡緩衝材(プチプチ)で行う。■■■
また、飲料メーカーに勤めている友人に解決策を企業の立場からも提案がないか聞いてみました。Sさんの状況を伝えると、友人を経て担当の部署から、「キャップを密閉することで中身の品質を保持していて、保管上の理由でも現段階で容器の変更は予定にない。」とご連絡を頂きました。僕は連絡を頂いたことと、お返事を受けてSさんが自分の力で開けられるようになってもらうしかない!ことが分かりやる気が出ました。ちなみに、今回の、相談内容は容器開発の参考として関連部署へ伝えるということと、キャップが開けにくい時の工夫として、

■キャップに輪ゴムを巻く
■ゴム手袋を装着する(キャップをゴム手袋で覆う)
■濡れたタオルでキャップ覆って開ける
■冷やすとキャップが固くなるので「常温」で開ける
といったアドバイスも頂きました。6月になり気温が上がっています。今年は、マスクを着用している時間も長いので、熱中症や脱水症に昨年以上に気をつけないといけません。頭も身体も適度に使うことによって本来持っている機能はどんどん上がります。これを努めて意識しないといけません。なぜかというと、私たちの生活には、楽チンとか便利なものが常に増えています。友達に会いに行こうと自転車や車に乗ります。歩けば良いけど、乗り物に乗ってしまいます。買い物もレジ任せです。電卓を使い、暗算もしません。最近では、電子マネーで現金を使う事も少なくなっています。その方が、楽チンで効率も良いので、どうしても、そっちへいってしまいます。「水の低きに就く如し」です。楽チンな方へ流れてしまうのは仕方がないことです。でも、皆さんが本来、日常生活で使うべき機能をどんどん使わなくても済んでいるのも事実です。楽チン・効率的・便利、一方で頭や身体をどんどん使わなくなると、その結果、機能低下が待っています。ペットボトルのキャップ、確かに、工夫や道具も良いです。企業も新しい開発で未来は変わるでしょう。しかし、同時に自分自身がいつまでも変わらない機能維持・向上に取り組んで頂けたら僕は嬉しいです♪ (デイケアセンタージーバ 久保大輔)